拙者放浪記 群馬・刀水橋編
〜〜〜拙者放浪記 群馬・刀水橋編
時々自分はとんでもないアホなんじゃないだろうか・・・な〜んて思うときがある。
このよーにノンフィクションを書こうと思ったわけですが、いっそのこと私自信をネタにして・・・
というか他の人をネタにすると取材とか激しくメンドイです。
ということで消去法的に私がネタになったのですが、はて・・・では自分自信の経験で何か書けるものがあったかなぁ・・・
と、考えたら・・・あったのです。
私はアホですよ、自慢じゃありませんが。
ハッキリ言ってモノホンのアホです。
何せ・・・私は群馬・桐生市から静岡・伊豆まで、ママチャリで走破した経験の持ち主ですから。
ちなみに二日間で。
そしてせっかくですからその時の経験を自慢しちゃおうかな〜〜〜って思った次第です。
私の友人は某・群馬大学に通っている。
なんというのだろう。
コイツは人間の協調性を極限まで削って、そしてアホみたいに頭の回転を良くして、そしてさらに何か人として大切なモノを差し引いたような・・・そんな感じの野郎だ。
風邪を引こうものなら半日で直り、腎臓がイカレようものなら半年で治り、こいつマジでサイヤ人なんじゃないだろうか・・・と、よく思う。
まぁ・・・イイやつだ。
真実を偽らない学者肌の性格は本当に俺の好みだ。
ってホモっぽい書き方だな。
これであらぬ疑惑が発生したりしたら・・・うん、面白いので修正はやめておこう、はっはっはっ。
・・・とまあ、そいつのとこに遊びに行ってきたわけだ。
そこでたたない友達とか、男として失格な友達とか、身体機能の一部がぐんにゃりな感じの友達と仲良くなったりして、うむ・・・なかなか楽しかった。
んで、群馬には電車で行きました。
そして帰りは自転車で帰るんです。
って、ちょっと待ったーーーと読者さんからツッコミが入るわけです。
いやぁ・・・実は前に一回、伊豆から群馬まで3日で走破していまして・・・。
そのときなんかはもーー自転車で帰るのがメンドイなぁ・・・って思って群馬に置いてきたわけです。
納得ですか?
とまあ、そーして久しぶりの愛車にまたがったわけです。
旅というものはいつも出だしは不安なものです。
安住していた場所から自ら離れ、新しい新天地を探しにゆくようなものですから。
けどま、今になってよく考えるとあれは旅っていうより、「冒険」だったような気がします。
どこかに泊まるアテもないし、誰の助けもない。
頼りになるのは財布の金と、そして自分自信だけ。
先が見えないというのは恐ろしいです。
我々は流浪の民ではないですから、心の底で安住の地を求める部分があります。
そして気づきました。
ああ、これこそ真実の「安定」への欲求。
惰性による欲求でなく、本当に未来が見えないゆえの欲求。
・・・と思ったわけですが、しかし話がつまらなくなってきたので次いってみよー。
まず私は群馬・桐生市を出るべく自転車を走らせました。
ところがどっこい、いきなり迷う拙者。
まったく先行き不安ですなぁ・・・。
どーにも南に向かうはずがいつのまにやら西に爆走していたようでした。
いや、何かオカシイと思ってたんですよ。
県と県を越えてゆくわけですから当然太い道路を使うことになる。
けれど・・・行けども行けどもなんか次第に寂れてくる。
いや・・・確かにそーいうことはあるんですよ。
地図の上では太い道で、地図の上から想像する限りじゃなんかソコソコ賑やかな感じがしたりするんですが・・・。
実際は結構細い道で、
なんか通学途中の学生とか歩いてたり、
おばあちゃんがボロいキャリー引いてたり・・・もー不安で不安で仕方ない。
けどえてしてそれが本当に国道だったりするんだからタチが悪い。
そしてえっこらえっこら群馬・桐生市を出た次第です。
それから何時間か走って・・・はっ!?
っとまた違和感に気づきました。
何かがおかしい。
その何かが何かというのはわからないのだけど、とにかくおかしい。
あ、そーいやこの地図に乗ってる川越えてないぞ?
って、アレ?
サンサンと5月の太陽が私の肌を焼いて、気持ちイイけどあっつい。
というか5月の紫外線はヤヴァイのでちょっと皮膚癌とか怖い。
そのくせ日陰を探すのがメンドイのでチャリにまたがったまま、地図を読みながらちょろちょろ辺りに道路の看板がないか探したんですが・・・。
「↑佐野市・21km」
しまったぁぁ!
こ、ここままじゃ小山遊園地いってまうやんけ!
とまぁ・・・また道を間違えたわけですよ・・・。
どうにも国道50号線にずっと乗ってちゃダメっぽかったようで・・・。
そこから407号線を探すハメになりました。
そして407号線にのってまた無心にペダルをこいでこいでこいで・・・。
そしてそこに現れたのが利根川でした。
この利根川がまたでっかい!
でか過ぎる!
向こう岸がメッチャ遠いんです。
ちょっと霞がかっちゃったりして・・・まぁ、性格には霞じゃなくて排ガスなんだろーけど。
なんかもう・・・刀水橋を作った人偉いね。
こんなでっかい川にこんなでっかい橋作って、そしてその上を自動車がガンガン走りまくってるわけですから。
普通に考えてすごいことですよ。
そして壊れないんですよ?
SFの世界に迷い込んだような感覚がしましたよ。
まあ、言い過ぎですが。
橋を渡ろうとするとものすごい風。
ダンプカーが橋を揺らす振動。
橋の下をのぞくと20mぐらい・・・あった・・・かな?ありまして。
なかなか風光明媚。
流れゆく河なんかを眺めてると自然に「行く川の流れは絶えずして・・・」なんて方丈記の下りが頭を過るわけです。
でっかい川ってのは特別なんですな。
でっかい川はとにかく雄大ですよ。
もう有無を言わせず流れてゆくんです。
止められるもんなら止めてみな!小僧!
ッて感じで。
今思うと大河というものからある種の人格のようなものを感じます。
どっしりとしていて、
緩やかなようで激しい流れで、
そしてとにかく存在感が大き過ぎる。
でっかいんですよ、繰り返しますけど!
そしてなんかやさしい感じで!
んでもって荒々しいんです!
なんかイイ男じゃないですか?
ふぃ・・・。
あ〜〜タルイので続く。
というかこりゃもーノンフィクションじゃなくて小話ですなぁ。
けどまー題名はノンフィクションのままで続行〜。
理由は修正するのがメンドイから。がはは。
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